教養教育:教育

[2008.11.17]  2008:11:17:17:23:35
聖書

授業では旧約聖書の物語を中心に読んでいます。天地の創造、アダムとエバ、モーセの召命と出エジプト(十戒)、ユダとタマル、ダビデ物語(バト・シェバ、ナタンの叱責)、ナオミとルツ、詩篇と知恵文学などをテーマとして扱います。これらの章には人間と神とのかかわりを通して生々しい生の現実が物語の形で描かれています。この物語群の読み解きを通して旧約の世界観、死生観、人生観に触れます。旧約時代の編集者が関心とするところ、大切な価値と捉えるものが、いかにわたしたち現代人の懐く関心や価値とかけはなれているかを知り、ショックを受けることがあります。他方で、何千年にもわたって変わることのない人間の普遍的な価値に心打たれることもあります。人間と自然、神と人間、生きるとは、死とは、歴史、信仰共同体とは、そしてそれらの間のかかわりについて......、こうした人間存在に根源的な問いを発することなく旧約の物語を読むことはできません。