清泉女学院大学の特色ある体験型授業科目のひとつである『森の思想』の報告書が完成しました。
『森の思想』は、生態学的な知識を知るだけでなく、森を守り育てるために、生産から消費までの現場を知り、森と関わり、地域社会で共に生きていく市民の育成を目指すものです。
2008年~2009年の授業は、まず総合地球環境学研究所のナチンションホルさんの講義の後、開学以来お世話になった作家C.W.ニコルさんのアファンの森を訪ねて、森を守り育てる事業の実際を体験。続いて、長野県林務部信州の木振興課の山口勝也さんらのご協力を得て、座学の後、地域の林業現場に出て、間伐作業などを体験。製材所にならぶ輸入材と信州産の材にじかに触れた後、「信州の木」にこだわってお家を建てられ消費者のお宅を訪問して、木の家の価値を聞くといった充実した内容でした。
報告書はA4版全58ページ。内容は以下の目次の通りですが、学生自身が作成した報告書を中核にさらに詳しく学びたい方のために、ナチンションホルさんの論文を収めました。また、今後の授業のサブ・テキストとしても使えるように各講義資料も掲載しています。
目次
『森の思想』序にかえて
論文
『モンゴル国における植生資源とその利用』
学生報告書
1:ナチン先生の講義
生態学的な視点 世界の森、日本の森
森林と動物
自然環境と人間社会における森の機能
モンゴル人と日本人の森の関わり方
2:アファンの森の実習
アファンの森の報告から
3:長野県林務部の講義と実習
林業について
長野県の間伐問題について考える
林業現場で使用されている重機について
木造住宅について
引用参考文献
付録
ナチンションホル講義資料
アファンの森見学資料
長野県林務部講義資料
あとがき
なお、印刷部数に限りがあり、学外からの冊子のご希望すべてには応じられません。近々、pdfファイルで配布できるようにしたいと考えています。