教養教育:研究

[2008.11.17]  2008:11:17:17:26:42
文化研究

過去の研究と現在の担当授業との関係で、文化の領域ではアメリカ文化研究と英米文学に携わっています。具体的な研究としては、遠藤周作とインカルチュレーション、ウォーカー・パーシーの作家論、作品論が挙げられます。授業では、アメリカ文化研究以外にも、生命倫理、現代社会問題、人間学なども担当しています。

 グローバリゼーションの時代にあっては、文化というテーマがハイライトされ、その研究がますます盛んになってきています。神学領域との関係においても、文化の研究は同様に重要視されてきています。教会は第二ヴァティカン公会議をとおして人間的な営み、人文諸科学や文化に対してより肯定的な見方をとるようになりました。神の「創造」とその「受肉」において示されたように、救いの歴史が展開し、神の愛の対象にして、神の救いの業が実現される場である世界、人間の地平にして生の営みの場たる文化が、肯定的に捉えられるようになりました。インカルチュレーション神学の課題は福音をいかに文化と対話させることができるかということです。また、文化そのものの研究がこのインカルチュレーションにいかに活かせるのかが別の課題となります。