生理心理学というのは、こころの働きを調べる心理学と、身体の構造や働きを調べる生理学が融合した、心理学の領域の1つです。この生理心理学には2つのアプローチの仕方があります。1つは心の働きを支えている脳の領域はどこなのか、ということを探るアプローチで、細かくは生理学的心理学(Physiological Psychology)とか神経心理学(Neuropsychology)と呼ばれています。たとえば人間の記憶に重要な役割を占めているのは海馬(hippocampus)という部分である、等を明らかにしてきた分野です。
もう1つのアプローチは、こころの変化によってどのような生理的変化が生じるのか、を測定するアプローチで、これは心理生理学(精神生理学ともいう:Psychophysiology)と呼ばれます。そのおもな応用例として挙げられるのが警察等で行なわれている嘘発見器(ポリグラフ検査:Polygraph test)等です。