一昨日の早朝、冬の間軒下に放置してあった軍手に手を入れたところ「チクリ」とした痛みがありました。あわてて軍手の中を確認したところ、ミイラ化した蜂が一匹入っていました。
ミイラが刺すはずはありません。彼の蜂は生きていました。ミイラ化したように見えた理由は、わたしが、「この時期に蜂がいるはずがない」と思い込んでいたこと、実際にミイラ化したように干からびた不動の蜂であったからです。
わたしは、痛みより、この小さな蜂、クロスズメバチが一冬軍手の中で何も食べずに生き延びたことに感動していました。何しろ、我が家は標高1,000m以上の極寒地に位置し、冬の外気温は零下20度にもなることがあるのですから。そして、春の朝、わたしを刺すエネルギーを残していたことに小さな命の不思議さを感じ、しばし、痛さも忘れ、ほのぼのとしていました。
翌日、わたしの右手の甲はりんごのように腫れ上がっています。