心理コース:教育

[2009.06.10]  2009:06:10:13:32:35
ウソ発見器で、本当にウソがバレてしまうの?

「あなたは、実は○○さんのことが好きですね?」「い、、いいえ・・・」そう答えたとしても、身体に装着されたセンサーに示される反応からはウソをついていることがバレバレだった・・・
 テレビのバラエティ番組でも取り上げられるウソ発見器ですが、ああいった器械で本当にウソをついていることが判るのでしょうか?
 私たちのこころと身体は密接な関係があり、緊張した場面やいつもと違う状況に置かれると、その場をうまく切り抜けようとするための反応が生じます。その反応は危急反応(闘争−逃走反応)といわれ、心臓をドキドキさせたり、呼吸を速くしたり、汗をかいたり、といった反応が含まれます。これらの反応はウソをついた時ばかりでなく、緊張していたり、感情的になる質問をされた時にも生じるのです。つまり、テレビで行なわれているウソ発見器の実演では、本当にウソをついたことで反応しているのかが判らないのです。
 では、ウソ発見は不可能なのでしょうか?警察で行なわれている虚偽検出検査(器械や測定の仕組みはテレビ等で行なわれているものとほぼ同じです)では、質問の仕方を工夫することでその問題を解決しています。犯人かどうかを見分けるために、真犯人しか知り得ない事実を質問した時の反応と、その他の類似した質問への反応を比較する緻密な作業が行われています。この質問作成や反応を見分ける作業には、心理学的な知識が活用されています。
 こんなところにも心理学が活躍しているのです。