まえしろゼミ
人が健康で幸せに生きるために必要なことについて、さまざまな角度から研究しているゼミです。質問紙調査による研究が中心ですが、面接調査や実験調査を行う学生もいます。
今回は,子育てに関する本を1冊紹介させていただきます。
「子育て支援に活きる心理学 -実践のための基礎知識-」
繁多 進 編 2009新曜社 2400円
この本は,子育てをバックアップする知識が詰っている本です。発達心理学・教育心理学・認知心理学・臨床心理学・精神分析学・比較行動学など,知っておきたい心理学の理論と知識がわかりやすく紹介されています。子育て支援専門職から保育・教育のプロ,そして子育て中の家族まで,子育てに関わるすべての人に役立つテキストです。*私も1つの章の執筆を担当させていただきました。本学の図書館にも1冊ありますので,興味のある方は是非読んでみて下さい!
●尺度論文紹介
児童期・青年期・大学生を対象とした自己知覚に関する尺度(原作者Harter.S)の日本語・改訂版を作成しました。
眞榮城和美・菅原ますみ・酒井厚・菅原健介2007 改訂・自己知覚尺度日本語版の作成-児童版・青年版・大学生版を対象として- 心理学研究第78巻2号,182-188
●お勧め本
「発達精神病理学-子どもの精神病理の発達と家族関係-」【著】E.M. カミングス 、 S.B. キャンベル 、 P.T. デイヴィーズ 【原著】E.Mark Cummings 、 Susan B. Campbell 、 Patrick T. Davies 【翻訳】菅原 ますみ ミネルヴァ書房
発達精神病理学とは、人間の発達の複雑さを理解するために構築された概念的アプローチです。この本の中では、特に子どもの精神病理の発達にかかわる家族関係に焦点をあて、多くの研究から得られた知見を紹介しています。また、予防・治療プログラムについても触れています。*私も翻訳に携わりました。
昨年度、地域の学習チューター活動を行った大学生を対象とした調査報告です。論文内容については、「清泉女学院大学人間学部研究紀要」
http://www.seisen-jc.ac.jp/guidance/collegelist5.pdf
をご参照ください。
●家族の精神的健康に関する縦断的検討
人が心身ともに健康な日常生活を送るためには、適切な自己知覚(自分自身を受け入れること=自己受容と、バランスの良い自己評価)が不可欠であると考えられます。特に、家族関係の中での子どもの自己知覚の発達に関心を抱き研究活動を行っています。
●自己評価に関する発達行動遺伝学的研究
自己受容感やバランスの良い自己評価はどのように形成されているのでしょか。私は、双生児を調査対象とした発達行動遺伝学的研究を行っているプロジェクトに所属し「自己評価に関わる遺伝と環境の影響」について検討を重ねています。